宙の    Universal Mind and Brain
●USS

                 本学術論文は 斎藤忠資博士(広島大学院教授 学術博士)の研究成果をもとにボーム博士(ロンドン大学院教授 量子科学 物理学博士) ジョセフソン博士(ノーベル物理学賞 ケンブリッジ大学院 心物統合研究所長)  ユング博士(チューリッヒ大学医学部教授 医学博士 国際精神分析学会長) プリブラム博士(スタンフォード大学行動科学研究所長 医学博士) ケネス・リング博士(コネチカット大学心理学部教授 心理学博士 国際臨死体験学会長) セイボム博士(プリンストン大学医学部心臓外科教授 医学博士 心臓外科学 臨死体験学)等の研究成果等を加えた科学論文として皆様に課題提起しました。







                心  と 頭脳

       NDE(臨死体験)やOBE(体外離脱)の医学的研究から個人の意識(MIND)は 頭脳の活動の停止とともに 知覚や思考等が レベルアップされてゆき しだいに宇宙全体の意識(Mind)と一体化することが 臨死体験者のカルテ等に記録されており国際的にも確認されてきました。
  また 知覚や全宇宙の知識についても---膨大な情報までも理解できるようになっていくことが 分かってきました(広島大学研究紀要 「人間文化研究」 13. 2004. 
ほか)   

   これまでの転生科学の研究成果からNDE(
臨死体験)は 4次元の個人意識(物質界)から5次元の宇宙意識(超時空の非物質界)へと移行するにともない 意識(Mind)が 宇宙全体へと拡大していくことが ハッキリしてきました。
  つまり 地球上の物質世界で脳が 地球上で生きていくための情報や感覚のみを選択して宇宙意識の情報を受信していると推定されます。
  H.Margenau博士は 人類の心は 宇宙の心(
Universal Mind)の一
部であり その
は 次のようです。

(1) 時間 の 間隙(タイム・スリット)

(2) 
人  の  

(3) 
子  の  率的な壁


              
以上の3点を指摘されました。
  
  まさに 脳は 全宇宙の情報を処理しようとせず あらかじめ限定された「現在」の情報しか受信せず そのために 未来のことは 予知できないとしました。 
  
のこうした制約された活動は 個人という壁をつくり 他者との分離をつくり 個人(Ego)を発生させ 宇宙の意識(Mind)との一体化は 失われてゆきました。
 
  量子科学の研究成果によりますと 物質界は 不確実で 確率でしか 記述できず 個人の壁が 低下すると 他者との共生や一体性(愛
)が 増大し 物質界から非物質界へと移行し 宇宙(Universal Mind)へと向かうとしました(The Miracle of Existence; Ox Brow Press. 1984)。




      脳 の 活動停止後 
  

  D.H.Lund博士によると 脳は この地球上の物質世界で生きていくために 環境にうまく適応するために必要な宇宙意識の情報や知覚等の個人に必要な情報だけを選択して提供してきたとしました(Death and Consciousness, McFarland and Company.  1985 )

   脳の活動が 停止する(脳死: Brain Death)と 個人意識が 低下し 臨死体験(NDE)や体外離脱(OBE)の科学データの分析結果として この地球上に生まれてくる以前の記憶や忘れかけていたNDEの情報を再生させ それまで脳が 制限してきた世界(物質世界)から自由に解放され 宇宙意識(Universal Mind)と共鳴・同調して一体化する方向へと進んでいくとしました。







    宇宙意識 と 個の意識


   A.Huxley博士は 物質界の脳活動は あくまで 地球上で生きていくための必要な宇宙意識の情報を限定して受信した内容であるとしました(「知覚の扉・天国と地獄」 河出書房新社 1984)。
  脳が 地球上の物質界で生きていくための限定された宇宙意識の情報を受信することにより 個の意識が 発生したということは 根源的には 個の意識のルーツも 宇宙意識にあることを意味します。
  したがって 脳が 死んだ後は その個人の真の故郷(
Home)である宇宙の意識(心)に帰ることを意味しています。
  このように 宇宙の意識とは 宇宙の精神的 あるいは
そのものであり 無限なる愛に満ち溢れた全てのものが 一つになる統合体となる宇宙世界(量子のコヒーレンス世界)が 知覚されるとしました。




       脳 と ホログラム

  
A.Huxley博士の宇宙全体の意識が 個の中に存在しているとの学説は ホログラム学説と類似しています。
  ホログラムは 脳科学者のK.Pribram博士と宇宙の「
包み込まれた秩序」を提起されたD.Bohm博士らにより研究されました。
  ホログラムは どのような部分でも全体情報を有しており(
包み込まれた秩序: 2次元のフィルム)  3次元立方体として出現します。
  非物質の宇宙意識は 不可分の一体としての統合体であり全宇宙情報と完全なる知性と知識を備えた宇宙意識から投影したホログラムですが 個の意識は 脳(
4次元の物質界)により制約のコントロールを受けています。
  しかし 脳の活動が 停止(
脳死状態)すると制限されていた状態から自由に解放されて宇宙の意識と一体化していく方向へと進んでいきます(RozeeC's Experience; website / L.Martin : Searching for Home: Cosmic
Coneepts.  1996
)。
  D.Bohm博士やK.Pribram博士らは 心と物質との一体化の学説であり たとえば OBE(
体外離脱)現象は 個の意識が 物質の肉体と分離する現象であり この点については 今後 さらに詳細の研究が 必要かと推察されます。





  宇宙情報 を 選択伝達する脳



(1) 宇宙の情報を選択伝達する
   
P.Fenwick博士は 脳が宇宙意識の情報を選択して伝達する器官とし宇宙心(Universal Mind) 脳に伝達されて行動を起こすとしました。
 ほとんどの記憶は
脳外心に蓄積されており 個人的な思考中にあり 脳活動の停止後も個人的な「記憶」は 永久的に存続し進化するとしました(The Truth in the light Headline.  1996.etc)。

 
(2) 宇宙
 と 宇宙源リアリティ
   
D.Darling博士は 宇宙心は 物質現象ではなく宇宙の根源的なリアリティであるとし 脳(物質の)は 地球上に適応させて生活できるように仕組まれたプログラミングされた情報だけを選択し それ以外の全宇宙情報をカットしていると見ました。
  物質で構成されている脳は 個人(
Ego)を生み出し 地球上の物質社会に早く適応させるために 以上のようなシステムをつくりあげたとしました(After Life : Fourth Estate, London. 1995 )。


(3)
 脳の限活動 と  開  

  H.Bergson博士は 「脳は 身体行動に必要な記憶を選択して無意識から引き出すスイッチのような役割を果たしている。」としました。
  また C.G.Jung博士は 「
脳は 変換器のようなもので 心の無限な動きを身体で知覚できる振動数に変換しています。 脳と身体の制約がなくなるとOBE(体外離脱)の科学的データから心は 肉体を超えて拡張する」としました。



               マ ト メ

Universal Mind and  Braian

  
地球上の物質社会に適応するためには 必要なものだけに限定した宇宙情報のみを選択し それ以外の全ての情報をカットすることを地球人類の脳は 重要な活動としてきました(脳のプログラミングの特性)。

 もし 脳死(Brain Death)により脳波(Brain Waves)が 停止すると 個人の心は 四次元(
物質世界)から五次元世界(非物質界)へと移行し 時間と空間が 消滅して宇宙心(Universal Mind)の全体情報 全知覚 愛などが 正確に理解できるようになってくることが 明らかになりつつあります。



           引 用 文 献

斎藤忠資 / 広島大学・同大学院の研究紀要 /「人間文化研   究」 12--13巻 2003〜2004   / 同大学紀要 / 「人体科  学」 11巻 2号 2002



 K. Ring : Lesson from the Light : Insight Books ,New York.    1998

J.Antonette: Whispers of the Soul : Quicksilver Production,    CA, 1998


 K.Williams : Near Death Experience and Afterlife (website),     L.Goodman.


 Mellen Thomas Benedict : Through the light and      beyond in L. W.Bailey & J.Yates (eds) The Near     Death Experience,Routledge : London , 1996.

 木内 鶴  「宇宙 の 記憶」 龍鳳書房  1996


● J.Cressy : The Near Death Experience : The                 Christopher Publishing House, 1994.

S.Rogers: Lessons from the Light: A Time Warner
                                    1995.

● P.M.H.Atwater : Children of the New Millennium :           Three Rivers   Press, New York., 1999.

R.ムーディ 「続 かいまみた死後の世界」 評論社 1989


 B.イーディー 「死んで私が 体験したこと」 同朋舎出版                                      1995

 Ph.L.Berman : The Journey Home : Pocket                           book's, New York. 1996.

 N.Dougherty : Fast Lane to Heaven: Hampton
              Roads Publishing Company, 2001.

 K.ウィルバー編 「空像としての世界」 青土社 1984

 L.Martin: Searching for Home: Cosmic Concepts,
                            Michigan. 1996
 


 の他 209冊の科学文献を活用させていただきました。



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